幻塔恩恵小話
今回はPT編成での2恩恵といわれる形とそれに関わる恩恵の編成についてのお話になります。
2恩恵・特殊な恩恵編成とは
2恩恵とは
2恩恵とはそのままの意味で、マルチコンテンツにおいて恩恵共鳴を2枚用意することを意味している。
従来は剛毅側にサポート系のボリション(ココリッタ)等を用意すれば問題なかったのだが、フィオナとともにディヴィジョン(リンク)が登場したことによって本格的に運用され始めた。
※上記はディヴィジョン(リンク)のゲーム内説明。
リンクはリンク先によって付与する効果が異なるもので、均衡・強攻にリンクした際は恩恵側の攻撃力の20%分を相手に付与するというもの。(ステータス上には反映されない)
この効果が非常に強力になっており、恩恵側が攻撃力を伸ばすことで結果的に従来の編成に比べ全体の火力が高くなったこと、恩恵を2名用意することで従来は恩恵一人でこなしていた回復とゼロによる無敵付与を完全に分業することでの高難易度帯の安定性の強化を行うことが可能になったというのが2恩恵の始まりでもある。(もちろん状況やギミックによっては従来の編成のほうが良い、そうでなければならないといった場合も多々ある)
特殊な恩恵とは
特殊な恩恵とは上記の2恩恵を利用するにあたって、片方の恩恵に普段は利用しない恩恵を用意することで戦略性をあげる恩恵編成のこと。従来の恩恵を純恩恵、特殊な恩恵のことを○○恩恵と便宜上呼んでいることが多い(と思われる)
※上記はエスターのゲーム内スキル説明の一部
武器の中には共鳴によって効果が変化するパッシブやスキル・あるいは特殊な性能を持つ攻撃などが用意されている。特殊恩恵は主にはこのようなものや攻撃に付随する何かしらの効果を組み込むことでサポートとして活用していくのが基本的な主眼となる。
特殊な恩恵に使われる武器
ここからは代表的な特殊恩恵に使用される武器とその編成を紹介
イカロス(イカ恩恵)
通称イカ恩恵と呼ばれるイカロス武器 グロリアスライトを利用した恩恵。これを利用した編成は攻撃スキルであるバックブルーを利用していくことが主眼になる。使用自体は無凸武器でも何ら問題ない。
※上記はバックブルーのゲーム内説明を抜粋したもの。
効果を見ればわかる通りだが敵に割合ダメージを叩き込むというもので、条件さえ満たしていれば8%を確実に削り取ることができる。敵が非常に硬くなる高難易度コンテンツ帯で固定で削り取れるというのは単純だが強力な効果。
グノノ恩恵
こちらはグノ恩恵といわれるグノノ武器 プチハリケーンを利用した恩恵。こちらはスキルなどに共鳴ごとに変わる特殊なものはないが、ゲージの有無に関わらず通常攻撃で重傷を付与できるという特徴がある。
※上記は利用する通常攻撃のゲーム内説明。
グノ恩恵ではこの攻撃を利用して重傷付与・継続して回るのが主な仕事。使用自体は無凸武器でも特に問題はない。この攻撃の他にも前段階であるザクザクトレジャーにも重傷付与はある。主な運用は攻撃中に自由に移動できるこれらを利用して重傷を付与して回る、対単体よりも対複数で安定した火力を維持する。移動できるという特性上、攻撃しながらダウンした味方を起こすことができるといった芸当も可能。
無凸使用でも問題ないのだが1凸効果で自身に最大HP50%分のシールドを張ることができ生存に一役買うことができ、かつシールドブレイク率も+80%される。この効果によりグノノは高性能のブレイクを保有することができるようになりブレイク補助にも活躍できるようになる。
凸を進めていくことでパッシブで勝手に攻撃してくれる触手の保有数が45まで増える(3凸)触手によって付与されるお宝マークを起爆することで重傷時間をリセットしてくれる強化がされる(5凸)などがあり、重傷やブレイク関連でのサポート面が強めに出てくるので可能であれば高い凸数は用意したい。
嵐恩恵
こちらは嵐恩恵と呼ばれる嵐武器 陵光を利用した恩恵。この恩恵は攻撃に際して付与される燃焼を維持することに特化した恩恵であり、起源の戦域でのバフを効率よく運用する為にピンポイント的に運用されることがある。
※上記は対応する効果のゲーム内説明。
主に活用するのは「光炎」の部分で出現した飾り羽が周囲にダメージ+4秒間の燃焼効果を与えるというもの。無凸でも運用可能ではあるが3凸することで素早く上限値まで設置することが可能になり効率的に運用することが可能になる。また嵐自体が剛毅武器でありシールドブレイク性能が高めに設定されているのでブレイク補助の武器としても使用ができる。
特殊恩恵や2恩恵編成で運用されるボリション
こちらでは2恩恵運用の際によく用いられる・有効に働く場合があるボリションを紹介
ココリッタ ゼロ
恩恵運用で安定の火力上昇ボリション。初期から恒常排出で入手できるのが強みで性能も限定に引けを取らない。
恩恵が一人の場合表にないと効果が発揮できない都合上、効果を維持し続けることが難しく苦心することが多いが2恩恵で運用するならこれらを分割して持つことが可能であり、維持負担はかなり軽減されてくる。
2セット(8枚)用意できればほぼ常時カバーし続けることが可能になるが恒常とは言え用意するハードルはかなり高い。1セットでも十分機能はするのでそのあたりは使う人の所持状況や育成方針によるところ。
フィオナ
フィオナも恩恵では安定して選択肢に入るボリション。2セット・4セットともに2恩恵するにあたって噛み合った性能なので選択肢としては有力になる。リンク火力向上のために攻撃力が高い方の恩恵(共鳴を発動させられるならそっち)にセットする方が4セットの追加ダメージの部分を最大限発揮できるのでおススメ。
後述のボリションでも紹介するが、単純にリンク火力を上昇するために2セットのみの運用としても攻撃力上昇率が高めの部類なので採用候補にあがる。
凛夜
攻撃力を上昇させてリンク火力をあげるために運用されるボリション。
上記のフィオナ2セットとともに攻撃の上昇に属性を選ばないのでどんな属性でも組みやすいのが魅力。効果を発動させれば裏でも時間まで消えることはないのでその点も有効である。ゼロやココリッタを8枚用意できないときなどに火力の底上げ目的で運用するといいかもしれない。
明景 フレイヤ レビリア
特定の属性攻撃力を上昇させるタイプのボリション。主に2セットで運用されることが多い。
効果は非常に単純でリンク火力底上げのための自分の攻撃力上昇に運用していく。ゼロやココリッタを2セット用意できない、あるいはもっと攻撃をあげておきたい時などに自分の属性に合わせて選択していくとよい。運用の際は発動の条件を確認しておこう。2セットで運用する特性上、上記の凛夜やフィオナ2セットと組むと組みやすい。
ネメシス
属性限定の攻撃力を上昇させるボリション。
ネメシスボリションの特徴は回復させると雷攻撃力が上昇させるという点。味方だけでなく自分も対象となる為、強攻が雷の場合は1セットで2役分こなせる。
属性限定という点を加味しても2恩恵運用では強力な部類にとなっている。強攻が雷でなくとも上記のレビリアや明景といったものと同様に運用でき、自身が雷であるならば有力な選択肢となる。
最後に
今回紹介した2恩恵と特殊な恩恵編成についてはあくまで代表的な例をいくつか挙げたものや有効に働くかもしれないといったものです。
状況やギミックによってはシンプルな編成のほうが良い・そうでなければいけないといった場合も多々ありますので戦術によって考えてみてください。
特殊な恩恵に関しても同様で、紹介した例以外でも運用次第で有効に働く場合がある可能性は十分に考えられます。状況に合わせて説明や仕組みを見直してみると意外な発見があって面白いかもしれません。