弓を使って遠くから敵を正確に射抜き罠を駆使して翻弄する。そんな遠距離攻撃職であるアーチャーの紹介とちょっとした解説になります。
PC版基準で2020/6現在でのものになりますので今後の変更で変わる可能性もあります。また進行上PS4では参考にならない面があること、個人的な主観が入る場合がありますのでご了承ください。
クラス特徴と代表的なスキル
クラス特徴
遠距離からの攻撃で正確に敵を射抜く遠距離型のアタッカー。移動可能なチャージ攻撃スキルや多彩な妨害トラップ、矢を駆使して攻撃しながら自由に戦場を動き回れるため機動力は高い。半面として防御力は低い部類に入るので離脱型の攻撃やチャージ中の移動を駆使して戦闘中の位置取りが重要になってくる。 またスタミナシステム対応のクラスで管理が必要になる。
攻撃属性は物理
代表的なスキル
- ラバントアロー(左)ペネトレーティングアロー(右)
単発高威力型のチャージ攻撃スキル。チャージ中は50%の移動速度でチャージ中の移動が可能。紋章を装着することで制限が解除される。攻撃後にノックバックを伴った硬直があるので注意。OC対応
貫通型のチャージスキル。複数をまとめて攻撃できる分威力は抑えめ。こちらも同様にチャージ移動が可能。攻撃後には硬直がある為注意が必要。OC対応
アーチャーを代表するチャージ攻撃スキル。
この職に限らず一部のチャージスキルは既定の段階を超えたチャージが可能。(いわゆるオーバーチャージ)OCした分威力は上がるが代償としてHPを消費する形となっている。目安としては最大レベルで基本3段階+OC4段階。
またチャージ中移動可能ではあるが紋章を使用していない場合は通常の半分の速度での移動になる為注意が必要な面がある。
- クイックシュート(左)クイックフィリング(右)
連携専用の単発の攻撃スキル。このスキル自体の威力は大きくはないが最大の特徴は連携使用で隙を消去できるということ。主砲クラスのスキルは硬直が大きく、このスキルはCTも短く初期化紋章もある為何かとお世話になる縁の下の力持ちタイプのスキル。
連携可能スキル ラバントアロー ペネトレーティングアロー ドラゴニックストライク タービュランス
通信環境で攻撃速度が変化する特殊なタイプのスキル
この2つのスキルはヒットさせることで集中準備というバフを獲得できる。10枚重複させることでチャージスキルのチャージ速度上昇などの恩恵を得られるためその点でも重要な立ち位置にあるスキル。
- ドラゴニックストライク(左)アローレイン(右)
主砲ともいえる単発貫通型高威力スキル、モーションで溜めているように見えるがチャージスキルではないので注意。高い威力の他に小型の敵であれば吹き飛ばしの追加効果も存在する。撃った後の隙はクイックシュートで消すことができる。
アローレインは名の通り一定範囲に矢の雨を降らせる多段範囲型の攻撃スキル。範囲は前方15mを中心で自由に範囲指定はできない為すべて当てるのには工夫が必要。また動かれるとそれだけで当たらない場合もある。
- エクスプロージョントラップ(左)バーストアロー(中)ポイズンアロー(右)
設置型のトラップスキル。その場に地雷を設置し踏むことで範囲内の敵にダメージを与える。
前方に弓で地雷を設置するトラップスキル。踏むことで爆破しダメージを与えるほか、遠距離攻撃であることから直接ヒットさせることも可能。
毒矢を放ちダメージとDOT効果を付与するスキル。モーションは少し長めだがCTが短い。
トラップスキルやデバフスキルの例。
この他にもスタンさせるトラップや移動速度を減少させるものも存在する。
- 後方跳躍(左)エスケープショット(中)デッドプレイ(左)
デッドプレイは簡単に言うと死んだふりで強制的に敵対値をリセットして戦闘状態を解除する効果がある。(戦闘が解除されない場合もある)移動することで即解除が可能でタゲをとってしまった際などに使用することで混乱を防ぐことが可能。
ただこのスキルは後述の特性を習得することでスキルに無敵時間が付与されるため回避スキルとしての運用が可能になる。
回避と特殊なスキル。通常の回避にスタミナを使用する特性上。CT管理で回避が可能なエスケープショットが案外重要な意味合いも持ってきます。
デッドプレイに関しては特性を習得してからが本領といえます。それまではタゲをとってしまった時の敵対消去スキルとしての運用になるでしょう。
- フェイタルヴィジョン(左)追撃(右)
次の攻撃を強制的に後方判定にしてくれるスキルです。位置の入れ替えやよく動く相手に対して使用すると効果があります。
また覚醒することでデバフスキルとして機能し、命中させると床に矢印が表示されるようになります。その矢印の位置(方向を示すライン上)からチャージスキルやドラゴニックストライクを当てると前であっても後方判定が付与されスキル威力が上昇します。
命中させなかった場合は従来の効果通り後方判定を付与するスキルになります。
ダッシュ型の移動スキルでこのスキル自体に攻撃判定はない完全な移動専用になっています。大きく位置調整したい場合などに有用な他、覚醒すると5秒間の間攻撃スキルに後方判定を付与できるようになり使い勝手が上がります。
特殊スキルその2です。覚醒後のフェイタルヴィジョンはダメージ効率に関わってくるスキルなのでCT毎に打つ癖を、それをうまく利用できる立ち回りを意識しましょう。追撃は回避に移動にと便利ですがCTは長めです。
- ストームルーラー(左)ブリンクショット(中)タービュランス(右)
ストームルーラーは自己強化型のバフで効果時間中は移動速度上昇と特定のスキルCT初期化に加え、特定のスキルの攻撃速度強化やスキルの変化がある。上記のクイックフィリングは連射回数低下の代わりに1発当たりの威力が大幅増加する。但しダメージに関する攻撃ステータスが変化するわけではないのでそこは注意。
クイックシュートレベルで隙のない攻撃スキル。また任意の方向を入力するとその方向にステップしながら攻撃する。(入力がない場合はその場で撃つ)またこのスキルを挟むことで5秒間次のチャージスキルかドラゴニックストライクの威力を10%上昇させる強力なバフ効果も持っている。
単発高火力でCTも存在しないが、このスキルはスタミナを消費する。移動に無敵時間も存在しないのでスタミナ切れには十分な注意と管理が必要。
タービュランスは射程距離40mという攻撃スキル。直線範囲型の多段攻撃スキルでCTも長いが威力も高い。1段階のチャージ後に放つのだが攻撃後はクイックシュートで硬直消しが可能でチャージ終了から矢を放つまでの間は無敵時間も存在する。ここぞというときに使用するような切り札スキル。
チャージするスキルではあるが移動はできないので注意。
覚醒することで習得できるスキル。バフスキルを習得することで全体的なダメージ効率が上昇していきます。ブリンクショットによるダメージやバフ効果の強化もありますがダメージをたたき出すにはより精密なスタミナ管理が必要があるのでその点は注意です。
プチ講座
紋章・特性・スキル練武
- 特性・スキル練武に関するシステムの説明は省きます。簡易解説を用意している為そちらを参照してください。
紋章
※レベル70達成、高級貴重紋章等すべてある場合のサンプル。
海外等の物を参考にして組んだサンプルです。これが正しいというわけではないのでご注意を。
基本的には主砲となるスキルやそれを補助する紋章に振っているといった感じです。
またそれを補佐するクイックシュートやスタミナ回収や集中バフ回収に関わるクイックフィリングも考えると自由にできるポイントはそれほど多くはないかもしれません。
振ってある紋章や便利なものの効果に関しては以下の通り
特性
※特性ポイント500達成時のサンプル。
こちらは筆者が使用していた特性のサンプルです。これが正解ではないのでご注意を。
基本的には主力スキルに関わるものを習得していきましょう。
- ラバントアロー連打 命中時レベルに応じた確率でCT初期化し3秒以内に再使用の時チャージ速度増加
- ドラゴニックストライク集中 命中時にCTがレベルに応じて減少
- アローレイン迅速 レベルに応じて発動速度が上昇
主砲に関わるところはこの3つです。その他有用なものとしては以下の通り
スキル練武
レベル66 クイックシュート
スキル練武1毎に0.83%の確率でスキル威力が100%増加 初期値0% 最大値50%
スキル練武3毎に力が1増加 初期値0 最大値20
※確率で威力が2倍になる練武です。もともとの威力は大きくないですが使用頻度が高く初期化するスキルの為、案外馬鹿にできないダメージソースになってきます。
レベル67 アローレイン(スキルOP)
レベル68 アローレイン
スキル練武1毎にスキルのクリティカル率が0.3%増加 初期値0% 最大値18%
スキル練武3毎に力が1増加 初期値0 最大値20
※アローレインのクリティカル発生を底上げしてくれる練武です。このスキルはお世辞にもクリティカルが出やすいスキルではない為恩恵効果は高いです。またこちらの練武も力上昇になっています。
レベル69 ストームルーラー(スキルOP)
レベル70 ブリンクショット
スキル練武1毎にクリティカル確率が0.7%上昇 初期値0%最大値42%
スキル練武3毎に耐久が1上昇 初期値0 最大値20
※スキルのクリティカル率をあげる練武です。こちらも元のクリティカル率が高いとは言えないので使用頻度と併せてかなりの恩恵を期待できます。基礎能力上昇は耐久の為どれを優先するかは個人によって異なってきます。
ちょっとしたポイント
アーチャーのあれこれ
アーチャー特有のバフ
アーチャーには戦闘時に特有のバフやパッシブが存在し
- 集中準備 集中バフ
- ハンティングゾーン
といったものがあります
集中は主にスタミナが回収できるスキルなどで獲得可能で集中準備が10枚になると集中バフに変化し、チャージ速度とクリティカル発生が上昇します。
まずはこのバフを維持し続けて立ち回るのが基本となってきますので覚えておきましょう。該当のスキル(クイックシュート、クイックフィリング、ブリンクショット)は使用頻度も高い為自ずと溜まっているはずです。
ハンティングゾーンは自分の周囲5Mに敵が存在しない場合にすべてのスキル威力が5%上昇するパッシブです。
離れるだけで火力恩恵がある為安全な位置から・・・とも思いたくなりますが不必要に離れるとヒーラーのサポート範囲外や遠距離ランタゲをもらってしまい不要な移動を余儀なくされるといったことが起きてしまうため距離調整をうまくするように心がけましょう。
フェイタルヴィジョンについて
覚醒すると強力な効果を発揮するフェイタルヴィジョンですが、基本的には自分の位置から近い位置につくものの位置によっては戻るのに苦労する敵の側面なんかについてしまうことが割とあります。
チャージ移動やブリンクショットなどである程度の位置調整は可能なので威力が上がるならついつい行きたくもなりますがスキルCTやスタミナと相談したうえで行くかどうか決めたほうが良いです。
側面に出た場合アタッカーの定位置である後方から離れる以上、ヒーラーからのサポートの範囲外になってしまうリスクもあり、次のスキルが確実に後方取れるかどうかという保証も薄いからです。(真横でフェイタル分稼いで次にブリンクを当てて移動しても後方判定にはならない)
現在のPC版では装備の影響でどこで殴っても威力自体は特に変化がありませんがクリティカル発生は別なのでその辺りをよく考えていくべきかどうか考えましょう。
スキルに関するあれこれ
アーチャーに関しては他の職とは異なり「これ」といったスキル回しが存在しない傾向が強いです。
またチャージスキルも毎回最大までOCすれば強いというわけではないので状況に合わせてチャージを行いましょう。
スキルの優先度としては
ドラゴニックストライク>クイックフィリング≧ラバントアロー>アローレイン
といわれているようです。
これらは練武の状況や特性で変化していくためあくまで一例です。
クイックフィリングに関してはプレイヤーの通信環境で連射速度が影響を受けるといった特徴もありますので注意しましょう。
上記の主力スキルがない場合はペネトレーティングアローのチャージやバーストアローなどで切れ目がないようにうまくつないでいくことも大切です。
最後に
アーチャーに関して特徴とちょっとした解説を紹介しました。この職は全体的な操作難易度も高くなく、かつ安定した火力を出すことが可能であるため割と初心者向けのクラスであるのではないかと思います。
アタッカーやったことがない場合。このゲームを初めて触ってみる場合など好みを除けば割とおすすめできるクラスであるので一度触ってみてはどうでしょうか。