知識と魔力を行使し強力な魔法で広範囲を殲滅する。今回は遠距離クラスのソーサラーの紹介とちょっとした解説になります。
PC版基準で2020/6現在でのものになりますので今後の変更で変わる可能性もあります。また進行上PS4では参考にならない面があること、個人的な主観が入る場合がありますのでご了承ください。
クラス特徴と代表的なスキル
クラス特徴
アルボレアのエネルギーを集約し魔法に変換し行使する魔術師。強力かつ広範囲で多数の敵を殲滅できる攻撃力や状態弱化を引き起こす力を持っているが反面ローブを身にまとうクラスでもある為防御力はかなり低い。
それを補うため魔力で盾を張るスキルや次元を曲げて攻撃を回避する技を持ったトリッキーな面もあるクラスである。
攻撃属性は魔法
代表的なスキル
- チェイスフレイム(左)フロストボール(中)サンダーフォール(右)
ソーサラーの基礎的な攻撃スキル。
チェイスフレイムはロックオン式の炎属性攻撃。最大4体まで同時にロックできロック後にスキルボタンで攻撃する。ダメージは補足した数で割られるため複数ロックの場合威力は低くなる。
フロストボールはゆっくりと進む氷の球体を飛ばす攻撃で一定距離進むと破裂。動く球体と破裂する部分の2つの攻撃判定を持っている。球体は貫通していくので複数まとめて攻撃可能。移動速度減少の追加効果も存在する。
サンダーフォールは前方に雷を発生させる攻撃で自分側から奥に向かって判定が伸びていく。発生の速さや威力共に優秀でCT初期化の紋章もあるので中核を担うスキルになっている。
- 左からアルケインパルス、メテオインパクト、マナバースト、アドヴェントパルス、アイスブラスト
ソーサラーのメインとなる高威力スキル群
アルケインパルスはチャージ型の攻撃で非チャージだと1発を前方にフルチャージだと2発がクロスするような軌道で飛んでいく。貫通式なので多数攻撃も可能な他、紋章を入れることでチャージ中移動可能に。オーバーチャージは存在しないタイプ。バフスキル中に使用するとフルチャージで4発飛ばしさらに威力が上がる。
メテオインパクトはソーサラーを象徴する高消費高威力の範囲スキル。長めの詠唱後に前方の中範囲に隕石を召喚し範囲内の敵にダメージを与える。発生するまでの詠唱モーションは移動や回避でキャンセル可能。このスキルもバフスキル中に使用することで多量の隕石を召喚する物へ変化しダメージが劇的に上昇する。
マナバーストは前方固定範囲へ魔力を集中させ爆破させる攻撃スキル。攻撃範囲はそれなりに広くダメージも高めだが硬直もそれなりに長い。このスキル発動中は被ダメ50%カットの効果がある為一部防御目的で使用されることもある。
アドヴェントパルスは小さな光弾を前方に発射する攻撃。弱そうな見て間に反してトップクラスの攻撃力を誇るスキル。貫通性能などは一切ないが攻撃モーションがとても短くちょっとした場面でも打つことが可能。
アイスブラストは前方広範囲に氷嵐を発生させる攻撃スキル。多段ヒット型の範囲スキルで範囲内の敵に持続的なダメージを与える他鈍足効果も付与する。中ダメージ多段型であるので範囲から逃げられると元も子もないが単体に全ヒットした場合は最高峰のダメージ性能を持っている。
- 左からマナシールド、ディストーションフィールド、後方跳躍、フリーズドグラウンド、テレポート
ソーサラーの主な回避や防御スキル。
マナシールドは自分に魔力の盾を形成し一定量のダメージをMPで肩代わりするスキル。紙防御であるソーサラーのある意味生命線ともいえるような防御スキル。
ディストーションフィールドは自身の周囲を歪ませて攻撃を回避するという特殊回避スキル。スキル発動中も動いたり攻撃スキルを打つこともできる。またこのスキルで攻撃を受けると若干量だがMP回復の効果もある上、一部回避不能な攻撃を回避することも可能。
後方跳躍は一般的な無敵回避スキル。キー入力で任意の方向へ移動することが可能。フリーズドグラウンドは本来攻撃スキルだが後方へ下がる特性上無敵のない回避や位置調整として使われることが多いスキル。攻撃部分を当てると移送速度低下の効果がある。
テレポートは一定距離をワープするスキルで移動にも回避にも使用できる。無敵時間は後方跳躍などど比べると短めであるため回避利用には少し注意が必要な面がある。
- ペトリファイドスケイル(左)マナイグニッション(右)
ペトリファイドスケイルは自信を一定時間石化させるスキルで敵対値初期化の効果がある。タゲをもらってしまった際などに有効な他、石化している間は無敵なので緊急回避としての利用も可能。CTも長くギミックなどを無視できるわけではないのでそこは注意。
マナイグニッションは自己強化型のバフスキル。発動すると攻撃速度とスキル威力が上昇し、アルケインパルスとメテオインパクトが専用のものに変化する。この2つのスキルが強力になるが、ディストーションフィールド効果中にこの2つのスキルを撃った場合はバフ中であっても通常のものが出る為注意が必要。また該当スキルが変化するのはスキルのレベルが一定を超えてからである。
- グラシエスランス(左)融合魔法(中)コラプス(右)
ソーサラーの覚醒攻撃スキル。
グラシエスランスは氷の槍を正面に飛ばすスキル。最大の特徴は他の攻撃スキルと同時に発動でき、移動しながら撃てる点。移動しながらや回避しながらも使用できるため使い勝手が良いスキルである。また同時に習得できるパッシブがあり、アルケインパルスかマナバーストの後に撃つことでスキル威力が向上する。
融合魔法は覚醒時に習得するパッシブ3元素を使用して攻撃するスキルで、1つのスキルで複数種類の攻撃が存在する。覚醒によってソーサラーは専用の特殊ゲージを使用するようになり、各属性の攻撃を当てることで元素を獲得でき、消費することで発動する。以下が発動するスキル。
- エンシェントブレイズ…火炎+氷結で発動。前方に往復する球体を投げつけダメージを与える。追加効果でスタン付与。
- メルトダウン…火炎⁺天雷で発動。自身を中心とした中範囲にダメージを与える。吹き飛ばし属性が存在する。
- ダイヤモンドダスト…氷結⁺天雷で発動。地を這うように氷が伸びて敵をサーチし対象に届くと打ち上げ属性のダメージを与える。
- カオティックマギア…マナイグニッション発動中に3元素すべて消費して発動。前方に向かって元素の塊をぶつけダメージを与える。ヒットさせることでコラプスが発動可能になる。
コラプスは長CT広範囲大火力の覚醒攻撃スキルで残った元素を収縮させ範囲内の敵を引き寄せながらダメージを与える。スキル開始から最後の爆発が終わるまで長い無敵時間が存在する為攻防一体のスキルとなっている。回避やテレポートでモーションをキャンセルすることが可能でその場合は無敵はその時点で消失する。
また、発動条件を満たせば時間制限はあるもののマナイグニッション中でなくても発動することが可能。
※これら融合魔法は発動時にMPの消費はなくCTのみ発生する。
プチ講座
紋章・特性 スキル練武
- 特性・スキル練武に関するシステムの説明は省きます。簡易解説を用意している為そちらを参照してください。
紋章
※レベル70達成時、高級貴重紋章習得時のサンプル。
筆者が主に使用している紋章のサンプルです。これが正解というわけではないのでご注意を。
基本的には主力スキルとなっていく
- アルケインパルス
- メテオインパクト
- マナバースト
- アドヴェントパルス
- サンダーフォール
- グラシエスランス
- アイスブラスト
- マナイグニッション
と中心にポイントを割いていく形となります。
その他はある程度自由が利くところはあるのでやりやすいように振ってみても問題ないでしょう。
ディストーションフィールドの時の紋章に関しては効果時間が2倍になりますが、マナイグニッション中のメテオやアルケが通常に戻ってしまう時間も倍になるという意味なので使用する際は注意しましょう。
フロストボールのCT紋章を入れているのは後述の特性に関連している為です。
特性
※特性レベル500達成時のサンプル。
筆者が主に使用していた特性のサンプルです。正しいというわけではないのでご注意を
ソーサラーの場合個人的にあったほうがいいかなと思う特性が少なかったため重要な特性のみ振り残りはなんとなく特性威力強化に振っています。重要なものの主な効果としては
- サンダーフォール怒涛…サンダーフォールクリティカル時にマナバ―ストCTがレベルに応じて減少
- アドヴェントパルス集中…スキルヒット時レベルに応じてCTが初期化
- マナバ―スト迅速…レベルに応じて発生速度が上昇
- マナイグニッション増幅…レベルに応じてスキル威力増加効果が上昇
- アイスブラスト集中…フロストボール、フリーズドグラウンドクリティカル時にスキルCtがレベルに応じて減少
あたりでしょうか。
マナシールド増幅は効果量を底上げしてくれるため生存率に関わりますが、当たらなければどうということはない精神の場合は不要で問題ないと思います。上記の紋章でフロストボールのCT紋章を振っていたのはアイスブラストの回転率をあげる為です。
ちなみに特性威力強化はすべてのレベルで消費ポイントは1ですが、99まで振っても約3%程度しか威力上昇はしないそうです。使いやすいものがあれば優先的にそちらに振ったほうがいいでしょう。
スキル練武
レベル66 サンダーフォール
- スキル練武1毎に0.83%の確率で威力が50%上昇 初期値0% 最大値50%
- スキル練武3毎に力が1上昇 初期値0 最大値20
※初期化紋章があり威力も高めのスキルの威力が確率ですがさらに50%増えます。スキルの回転率を考えた時ダメージ貢献は飛躍的に上昇すると思われます。
レベル67 アイスブラスト(スキルOP)
- 冷気爆弾 攻撃が1ヒットに集約され、持続効果などが消失する
※モーションは同じで多段から単発攻撃になる練武です。実際のダメージ比較はしていませんがフルヒット時の総ダメージはほぼ同じと思われます。単発になる分ダメージムラがなくなるのが利点です。また個人的にはスキルエフェクトが軽くなるので好みの練武です。
- 寒波 命中時20秒間耐久を3%減少させ最大で3重複する(計9%)但し他の弱化の紋章が適用されている場合はこの効果は発揮されない。また、鈍足効果が4重複すると3秒間スタンを付与する(スタンCTは15秒)
※弱化とスタン効果を付与させる練武です。範囲スキルという特性上多数の敵を巻き込むことができソロなどではスタンも絡んでかなりの足止め効果を発揮します。ただIDによってはスタンを使用するギミックがある場合不用意に発生させるとかえって危険なため注意が必要です。
- 凍傷 移動速度減少効果の重複が8回に増加する
※元ある追加効果をさらに強化した練武です。使用感は何もない場合とほとんど変わらないので違和感なく使用することが可能です。
レベル68 アイスブラスト
- スキル練武1毎にクリティカル確率が0.24%上昇 初期値0% 最大値14.4%
- スキル練武3毎に力が1上昇 初期値0 最大値20
※スキルのクリティカル発生を上昇させる練武です。スキル自体そこまでクリティカルが出やすいわけではないのでそれなりの効果が期待できます。基礎はこちらも力なのでどちらから育てるかはお好みです。
レベル69 マナイグニッション(スキルOP)
- 神秘 スキル発動時にすべての属性元素を獲得し、持続時間が20%上昇する。
※スキル効果を延長させる練武です。その他に発動した際に固定で全属性を獲得した状態になるので、開幕でも即カオティックマギアが発動できるのでコラプスも素早く使用可能にすることが可能です。
- 魔力操作 スキル発動時に5秒間周囲30Mの味方のMPを20%回復させ敵のMPを20%減少させる
※サポート効果を付与する練武です。PVEにおいてはそもそも敵のMPが存在しないのであまり意味はありません。PVPではもしかしたらそれなりの効果があるのかもしれません。
- 平静 スキル使用時に5秒間4万までのダメージを吸収するバリアを張ります。公開時中は行動不能に耐性がつきます。
※スキルにバリア付与効果を追加する練武です。マナシールドと合わせた場合かなりの量を防げますが、当たったら大体死ぬので見合った効果があるのかといわれると疑問です。
ちょっとしたポイント
融合魔法とディストーションフィールドについて
ソーサラーの覚醒スキルである融合魔法は先に説明した通り1つで通常4種類の攻撃が発生するスキルです。カオティックマギアはマナイグニッション中かつ3元素すべて使用する為関係ないですが、それ以外3種を使用する場合は属性が2種しか溜まっていない場合は除いて基本的に最後にヒットした属性2種を利用して攻撃を繰り出します。
したがって狙った融合を出すためにはそれなりの慣れが必要になりますので注意しましょう。狙って出すのが難しい!という場合一番外しやすいのがメルトダウンになりますのでそれがヒットする距離(概ね5M付近)で常に戦うことを心がけるとどれが出ても問題なくヒットします。
ディストーションフィールドは一部回避不能な攻撃を回避することのできる特殊なスキルとなっています。同系統のスキルとしてはスレイヤーの執念(練武)やくノ一の朧月といったものが存在します。これらのスキルを活用することで回避の手間を省いて攻撃を続けることが可能なので利用してきましょう。実際に回避できる攻撃はIDによって異なる為試してみるのをお忘れなく。
ソーサラーのスキル運用について
アタッカーをするにあたって効率的なスキル回しはだれもが悩むところです。ソーサラーの場合も同様ですが。スキルと紋章のを考慮していくとある程度スキルごとのセットを組むことができスキル回しが楽になる場合があります。主な組み合わせるスキル構成として
- アルケインパルス+メテオインパクト…アルケインパルスに5秒間クリティカル発生2.5倍の紋章あり
- マナバ―スト+アドヴェントパルス…マナバ―ストに4秒間クリティカル発生2.5倍の紋章あり
この2つの組み合わせが完成します。
マナバ―スト+メテオインパクトにしない理由はマナバ―ストの硬直が大きい為メテオインパクトに完全に必殺効果が乗らない為です。
またグラシエスランスはアルケインパルスかマナバ―ストの後に出せば威力が上昇する特性がある為、主力スキルの組み合わせとして
- アルケインパルス+メテオインパクト(グラシエスランス)
- マナバ―スト+アドヴェントパルス(グラシエスランス)
この2種類が完成し、その間のCTをサンダーフォールやフロストボール、チェイスフレイムで埋めていくというのが基本の考え方になると思います。この他にもCT毎に融合魔法を挟むのを忘れないようにしましょう。
CT待ちの間に使う3種に関しては優先度として
サンダーフォール(威力優で初期化紋章あり)>フロストボール(クリティカルでアイブラCT減)>チェイスフレイムで問題ないでしょう。
※あくまでスキル回しを簡単に考えるというコンセプトの説明なので実際に最高効率でダメージを出せるわけではないので注意。スキル回しに関しては手に馴染ませることが重要でありやりやすさ等は人によって異なります。
最後に
ソーサラーのスキルやちょっとした解説などを紹介しました。布装備なので防御面では心配になる部分はありますがそれを補う大火力と回避スキルを持っています。また紹介しませんでしたがこの他にも敵の行動を阻害するスキルや設置型のスキルも持ち合わせている為サポート面でも魔術師らしい多彩な動きが可能になっていますので触ってみてはいかがでしょうか。